Bill BrufordのソロやEarthworksなど再発が活発化

King Crimson、Yes、Genesis、U.K.など、ブリティッシュプログレッシブロックの主要バンドに在籍したBill Brufordですが、60歳を迎えて人前での演奏は引退すると宣言して一線を退きました。その後イギリスのSurrey大学でドラムに関する論文を書き、博士号を取得しました。今やBill Brufordは博士です。彼は自身にレーベル、SummerfoldWinterfoldというレーベルを持っています。そこから、ソロやユニット、Earthworksなどを発表してきました。今まで発売してきた音源をまとめて再発が活性化してきました。いかに自分の音源を聴いてもらいたいかの現れだと思います。再発されたCDを紹介します。

Bill Bruford’s Earthworks

Bill Buford’s Earthworksは、大きく分けて3つの時期に分かれます。初期はElectronic DrumJazzの融合、中期はAcousticへの回帰、後期はSax奏者のTim Garlandとの出会いです。『Earthworks』 (1987)、『Dig?』 (1989)、 『All Heaven Broke Loose』 (1991)、『Stamping Ground』 (1994) 『HavenLy Bodies (1997)までが前期、『A Part, And Yet Apart』 (1999)、『The Sound Of Surprise』 (2001)、『Footloose And Fancy Free』 (2002)までが中期、『Random Acts Of Happiness』 (2004)、 『Earthworks Underground Orchestra』 (2006)が後期になります。初期3枚を出した後、復活したKing Crimsonの活動があってバンドは休止しましたが、ライブ盤やベスト盤を出して繋いできました。King Crimson脱退後は前期のEarthworksのメンバーは、有名になりEarthworksに復帰するのは難しくなってメンバーを一新しました。これが中期です。最後の2枚Sax奏者のTim Garlandと対等的なパートナーとしてバンドに受け入れました。『Random Acts Of Happiness』 (2004)は、Bill Bruford’s Earthwork Featuring Tim Garland名義、『Earthworks Underground Orchestra』 (2006)Bill Bruford & Tim Garland名義です。映像作品としては、『Video Anthology 1』『Video Anthology 2』を出しています。

この大量の作品が、ひとつのBoxとなって発売されました。しかもリーズナブルな価格です。

Bruford

自身のソロアルバム、『Feels Good To Me』 (1977)から派生したバンド、BrufordBoxが発売されましたが、すでにソールドアウト状態でしたので、バラで発売を始めました。『Feels Good To Me』 (1977)『One Of A Kind』 (1979)CD+DVDオーディオで、『The Bruford Tapes』 (1979)『Gradualy Going Tornado』 (1980)を2枚組に。ボーナスCD『Live At Venus』『Album Rehearsal Session』を2枚組で発売しています。

Moraz & Bruford

Moody BluseYesで活躍したPatlic Morazとのデュオ作品も再発されました。『Music For Piano And Drums』 (1983)『Flags』 (1985)のほか、『Live In Tokyo』 (2009)の3枚をBoxにして安価で発売しています。Boxのタイトルは『Temple Of Joy』です。PianoDrumのみのユニットで、非常にメロディーが綺麗で聴きごたえのある作品です。

Bruford & Borstlap

Patric Morazの次はJazz piano奏者Michiel Borstlapとのディオ作品です。『Every Step A Dance Every Word A Song』 (2004)『In Two Minds』 (2007)のほか、CD+DVD作品『In Concert In Holland』 (2004)を4枚組Boxで発売しました。Patric MorazClassical Piano奏者でしたが、Michiel BorstlapJazz Piano奏者です。スタンダードJazzも演奏しています。聴き比べるのも面白いと思います。Boxのタイトルは『Sheer Reckless Abandon』です。

The Percussion Collection

SummerfoldレーベルからPercssion関連アルバムもリリースされています。『A Coat Of Many Face』 (2006)と題されたアルバムには、Bill BrufordのほかにChad Wakerman、Luis Conte、Doudou N’ Diaye Roseの4人でWorld Drummers Ensembleと名乗ってアルバムを発売しています。

Drum奏者のPete Lockettのグループに全面参加したアルバム、『One』 (2010)Summerfoldレーベルから発売されています。Pete Lockett’s Network Of Sparks Featuring Bil Bruford名義です。

また、日本人Marimba奏者のKeiko Abeのグループ、The New Percussion Group Of Amsterdamにも参加、Summerfoldレーベルから発売した『Go Between』 (1987)が発売されています。

上記3枚がBoxになって『The Percussion Collection』として発売されています。

Boxには漏れてしまいましたが、Piano奏者のColin Rileyのアルバム、『Skin And Wire』 (2009)にも参加していて、やはりSummerfoldレーベルからアルバムを発表しています。Piano Circus Featuring Bill Bruford名義です。Piano Circusというだけあって、アバンギャルドなPianoBill BrufordDrumが映えて非常に気持ちのいい作品です。

Rockで有名になった Bill Brufrod、やはりJazzがやりたかった?

King CrimsonYes、Genesis、U.K.Rockのフィールドで活躍したBill Brufordですが、自身で出すアルバムはJazzFusion系のサウンドばかりです。Rockは生活費を稼ぐためにプレイして、Jazzは己の欲求を満たすためにプレイしていたのではないかと推測出来ます。まあこの人は、変拍子を叩いていれば文句は言わない人なんでしょうが。ローリングストーン誌で、歴史上最も偉大な100人のドラマーで16位に選ばれる訳ですからすごい懐の深さが感じ取れます。

Bill Brufordの発言で、今の若手Drum奏者で有望なのはGavin HarrisonMike Portnoyだと言っていたことがあります。2014年にトリプルDrumで復活したKing Crimsonの中にGavin Harrisonの名前があったのは嬉しかったらしく、King CrimsonのリハーサルにBill Brufordは駆けつけています。 確かにGavin Harrisonの生演奏を見ましたが、Drum SoloTerry Bozzio並みに凄かったです。

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