Allan Holdsworth、プログレバンドが好きだった?

Allan Holdsworth、加入しては脱退

Guitarを持った渡り鳥、Allan Holdsworthですが、やたらとプログレバンドに加入してはすぐに脱退を繰り返しています。基本的にジャズ、フュージョン系のGuitarスタイルですが、プログレ系バンドからの誘いか自ら参加を希望しているのかは分かりません。彼のGuitarスタイルは独特で、独自で作ったスケールなどを駆使して奇妙なラインを作ります。昔に教則ビデオを作ったことがありますが、後に自分の手の内を晒したことを後悔していました。とにかくこの人、手が大きいです。普通の人では押さえられないGuitarのフレーズを手の大きさでカバーして難しいラインを作っています。音を聴けば、すぐにAllan Holdsworthだと分かるくらいです。残念ながら2017年に亡くなってしまいましたが、彼のGuitarスタイルは多くのミュージシャンに影響を与え、聴く人に感動を与えました。そんな彼のプログレ系バンド参加アルバムをまとめてみました。

『’Igginbottom’s Wrench』 (1969) / ‘Igginbottom

‘Igginbottomの唯一のアルバムで、Allan Holdsworthはこのアルバムでデビューしました。プログレ系ジャズロックバンドです。

・『Belladonna』 (1972) / Nucleus

プログレ系ジャズロック、いわゆるカンタベリー系でTrumpet奏者のIan Carrが率いたバンドに参加しています。このバンドは後にSoft Machineに流出していくメンバーが続出します。

・『Tempest』 (1973) / Tempest

Nucleusを脱退したAllan Holdsworthが次に参加したのは、Colosseum解散後にDrumJon Hisemanが作ったTempestでした。

・『Bundles』 (1975) / Soft Machine

カンタベリー系の大御所、Soft Machineですが、サイケデリックロック、ジャズロック、フュージョンと音楽性を変えていったバンドです。ジャズロック期に参加した超有名なアルバムです。

・『Gazeuse!』 (1976) / Gong

超個性派VocalのDeavid Allenが作ったGongDeavid Allenが脱退した後は音楽性がサイケデリックロックからジャズロックに変わっていきました。ジャズロック期に正式メンバーとしてクレジットされています。Gongのメンバーの入れ替わりも激しく、この頃はDrumPierre Moerlenが実権を握っていました。

・『Expresso  II』 (1978) / Gong

『Gazeuse!』の次のアルバムにも参加していますが、今作はゲスト扱いとなっています。既に脱退が決まっていたのかもしれません。

・『U.K.』 (1978) /  U.K.

ご存知、超有名バンドに参加していましたが、歌物を目指していたメンバーとインストルメンタルを目指していたメンバーと別れて、この1枚のみでBill Brufordと一緒に脱退しました。

・『Feels Good To Me』 (1978) / Bill Bruford

U.K.脱退後に作ったBill Brufordのソロアルバムにも全面参加しています。歴史的名盤とされています。

・『One Of A Kind』 (1979) / Bruford

Bill Bruford1st、Feels Good To Meに参加したメンバーでバンド化しBrufordと名乗り始めましたが、この1枚で脱退してしまいます。

・『Time Is The Key』 (1979) / Pierre Moerlen’s Gong

Gongで実権を握っていたPierre Moerlenが、Gongと差別化を図るためにPierre Moerlen’s Gongに改名して作ったアルバムにもゲスト参加しています。

・『Land Of Cockayne』 (1981) / Soft Machine

こちらはSax、KeyboardKarl Jenkinsが実権を握っていましたが、メンバーはみんな脱退してしまいました。残っていたのはDrumJohn Marshallのみで、アルバムはSoft Machine名義ですが、実際はKarl Jenkinのソロアルバムです。このアルバムにもゲスト参加しています。

・『Suffer』 (1995) / Gongzilla

Pierre Moerlen’s GongPierre Moerlen以外メンバーが作った新バンドですが、やはりこの1枚のみで脱退してしまいます。

・『Abracadabra』 (2003) / Soft Works

Soft Wareとして活動していたElton Dean (Sax)、Hugh Hopper (Bass)、John Marshall (Drums)、Keith Tippett (Piano)が、アルバムを作る段階になってKeith Tippettが脱退し、代わりにAllan Holdsworthが加入してSoft Worksを名乗って出したアルバムです。バンド名をSoft Machine Legacyに改名して活動を続けますが、やはりこの1枚でAllan Holdsworthは脱退してしまいます。

・『Rock Goes To College』 (2006) / Bruford

イギリスBBCで放送されたBfruford参加時の1979年のライブが公式発売されました。CDDVDで発売されています。

・『Quantum』 (2007) / Planet X

Dream TheaterDerek Sherinianが作ったプログレ系ヘビーメタルバンドにゲスト参加しています。プログレ系なら何でも参加しますね。

・『Floating World Live』 (2006) / Soft Machine

Soft Machine加入後に行ったライブ盤です。発掘音源として発売されました。

・『Switzerland 1974』 (2018) / Soft Machine

Soft Machineの発掘音源はかなりありますが、Allan Holdsworth参加時の頃の音源は少ないです。これはCD+DVDで、当時のAllan Holdsworthの映像が確認出来ます。

Allan Holdsworthがインタビューで語っていたこと

数々のバンドを渡り歩き、決して長居はしないミュージシャンでしたが、あるインタビューで語っていたことがあります。それは、もう一度Bill Brufordと共演したいということです。Bill Brufordも超個性派Drumを叩くミュージシャンでしたが、その後共演機会はありませんでした。超個性派ミュージシャンがぶつかると、長くは続かないのかもしれませんね。

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