パチスロ、2027を作ったJPSはどこへ行ったの?

2007年に画期的なパチスロが登場しました。その名は『2027』というパチスロです。JPSが開発したパチスロで、ストーリやキャラクター、ゲーム性も斬新で大ヒットとなりました。この機種のボーナスはレギュラーボーナスのみで28枚の獲得。レギュラーボーナス確率は1/100以下と甘くなっていますが、当然レギュラーボーナスだけではコインは増えません。ARTのバトルモードが最大のウリでした。継続率70%から95%と高く、バトルモード中にレギュラーボーナスが成立して揃えてしまうとバトルモードが強制終了となります。レギュラーボーナスを揃えなければ、フラグは消滅してバトルモードが継続します。純増約2枚だったため、増えるスピードは遅かったものの継続率が高いため、いつまで続くの?と思ってしまうくらい継続してコインが増えました。スペシャルリプレイ(赤7)が成立したら95%継続確定で、本当に終わりません。JPSの最大ヒットマシンでした。

大ヒットの2027

1年後に『2027X』を発売します。前作『2027』とほぼ同じゲーム性でしたが、継続率最大98%と確率違いのパチスロでした。ここからJPSの転落が始まります。更に1年後に『2027II』を発売。継続率は最大95%でしたが、最低継続率が33%となりすぐに客足が途絶えます。更に1年後に『2027IINEO』を発売。『2027II』のマイナーチェンジ機で前作よりはバトルモードが継続しやすかったのですが、前作の汚名は取り戻せませんでした。それでも2027シリーズを作り続けたJPS。一層のこと機種名を変えれば良かったのですが、初代『2027』が素晴らしかったために後の機種は駄作とされ、誰も打ちませんでした。その2年後、新規参入してきたスターというメーカー (既に倒産)が『2027 Revece』と初代『2027』のリメイク機を発表しますが、大ヒットには至らず。続編の『2027III』も作成しますが、設置店舗が少なくヒットせず。その後JPSは細々と別に機種を作ってきましたが、どれもヒットせず。『サマージャンボ あの夏のチケットの行方』というパチスロを作った後に日電協を脱退し、パチスロ事業から撤退します。

2年後の2017年に突然JPSから新機種『ドリームジャンボ あの興奮をもう一度』というパチスロが発表されました。時代は5.5号機時代で、この機種はボーナスタイプ。『2027IINEO』以降低迷を続けていた時代に作った機種、『ドリームジャンボ 幸運のチケットを君に』の続編でした。この機種はAT機で、5分間のフリーズが発生するとATゲーム数を大量獲得出来る仕様でした。宝くじをモチーフにしていて一撃性もあるため、コアなファンがいました。しかしパチスロ事業復帰したのは5.5号機の時代だったため、ボーナスタイプで発表します。ボーナスタイプで強いジャグラーシリーズやアクロス系パチスロに勝てる訳が無く、設置されてもバラエティーコーナーに1台で全然ヒットはしませんでした。

なぜJPSはパチスロ事業に復帰してきたのかも疑問でした。調べてみると、(株)シーオーエムという会社が、『ドリームジャンボ あの興奮をもう一度』JPSと共同開発していました。その頃からプライベートブランド機(以後PB機)の企画があった様です。PB機とは、パチンコパチスロ店のオリジナルマシンで、そのお店でしか打てないパチスロです。まず東京の(株)安田屋のオリジナルマシン『YASUDA 7』。完全告知のジャグラータイプでした。その後オリスロ(オリジナルスロットの略)ブランドを立ち上げ、熊本の岩下兄弟(株)の『モナスロ』と東京のジョイパックレジャー(株)『あっぱれ!プレゴ』JPSオリジナル機種『TOWSER』の3機種を発表します。この3機種はパネルやリール図柄や音が違うだけで、ゲーム性は全く同じものでした。こちらも完全告知のジャグラータイプでした。さすがにPB機はお店には設置されましたが、JPSオリジナルの『TOWSER』は全く売れず。

次に兵庫の(株)タツミコーポレーション『パチスロ ミクちゃん』を発表します。この機種もジャグラータイプと同じ完全告知タイプでしたが、2段階設定と新しい試みがあり好評でした。

次がパチスロメーカーで最近は新機種を発表しておらず、ゲームセンター機器やパチスロ周辺機器を作っていた(株)JINに声をかけ、オリスロ2として東京の(株)コンチェルト『タマどき!』、神奈川の(株)シティコミュニケーションズ『BELLE CITY』、福岡の(株)タイラグループ『SLOT WONDER AGENTS』、東京のジョイパックレジャー(株)『プレドキ!』JIN名義で『花娘』、そしてJPS名義で『どき!すろ』と6機種発表します。こちらも全部パネル、音、リール図柄が違うだけで全て同じ機種です。今回は沖ドキタイプのAT機でした。6号機時代に入っているので、ゲーム性は北電子『マイフラワー』とほぼ同じでした。PB機とはいえ、ゲーム性が乏しかったせいかほとんどの店舗で外されています。

次に福岡の(株)玉屋『パチスロ たまピー』を発表します。ジャグラータイプの完全告知で2段階設定でした。

次にオリスロ3として静岡の(株)アプリイ・ホールディングス『HYPER UPYELL』、長崎の(株)ひぐちグループ『スロまる』、大阪の(株)延田エンタープライズ『パチスロ123』、そしてJPSオリジナルの『Diamond』の4機種を発表します。全機種同じでジャグラータイプの完全告知、2段階設定です。しかしまた新しい試みで、2段階設定でも2段階とも出玉率が104%と同じです。こちらも非常に好評で、客側が負けづらいとのことです。

PB機で活路を見出したのか、何年かぶりにJPSHPも更新されました。ノーマルタイプのPB機で2段階設定と新しい試みですが、5号機初期には2段階設定がありました。6号機では初めての試みで、小役を取りこぼさずに確率通りにボーナスを引ければ、理論的には客側の勝ちになります。PB機では必ずその店舗には売れますが、全国普及版としてJPSオリジナルとして発売した『TOWSER』『どき!すろ』JIN名義で発表した『花娘』は全く売れませんでした。まだ発売されていないJPSオリジナルの『Diamond』も厳しい状態です。他の店舗のオリジナル機種と全く同じゲーム性の機種を導入する店舗があるでしょうか。まず売れるのは至難の技だと思います。

PB機専売メーカーに移行したと思われるJPS『2027』のような斬新なオリジナル機種が発表されないのが残念でなりません。

JPSのHP

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